藤沢/湘南台みんなdeよが教室のナオミです✨
こんにちは🌞
ヨガをお伝えさせて頂くようになると、いろいろなお悩みを伺うことがあります。
様々なカラダの悩みがありますが、今回は『尿漏れ』について書きます。
産後、重いものを持った瞬間、くしゃみをした時など
お腹に力が入った時に起こる女性特有の疾患『腹圧性尿失禁』
女性の場合、骨盤底筋群と呼ばれる筋肉が子宮・膣・膀胱・尿道・直腸といった臓器をハンモックのように支えています。
出産を経験し、更年期を迎え女性ホルモンの分泌量が低下する頃から、骨盤底筋群を初めとした筋力の低下が始まります。
それを契機に腹圧性尿失禁を発症しやすくなります。
対処方法として皆さまもご存じな方法は運動です。
これまで通り何もしない生活を続けると、益々に筋力の低下は起こりますので
継続的に運動を実施しましょう。
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【基本運動】
1,排尿時に肛門と膣をギュッと締めてみて下さい。
おしっこが止められましたか?
ピタッと止めれ場合、骨盤底筋群が収縮した感触が掴めたと思います。
お腹には力を入れないように注意します。
排尿が止めれた感触が分かったら、次のステップにいきます。
2,仰向けで肩幅まで開脚し、息を吸いながら肛門・膣を胃の方に吸い上げるような感じで5秒間ギュッと締めます。
その後、5秒間緩めます。これを5回繰り返し、5回を1セットとし1日5セット実施します。(1日25回)
【応用編】
3,基本運動をいろいろな姿勢で実施します。
イスに座る姿勢・立位でテーブルに手をついた姿勢・胡坐・うつ伏姿勢
日常的に骨盤底筋群を使うためにも、いろいろな姿勢でも実施できるようにカラダを慣らしていきましょう。
【おわり】
最後に付け加えておきます。骨盤底筋運動は女性だけを対象にしたものではありません。
腹圧性尿失禁に対して尿意が始まると我慢しきれずトイレにつく前に漏れてしまうといったタイプの失禁があります。
これを『切迫性尿失禁』と言います。このタイプの失禁は神経が過敏になる過活動膀胱と言われる疾患の一症状として現れることがあります。
過活動膀胱は女性特有の疾患ではありません。
前立腺肥大症と同様に高齢の男性にも発症します。薬物療法がありますが、飲み始めると一生薬が必要になってしまいます。
現在症状が無い又は症状が軽いうちから、男性も骨盤底筋群を鍛える運動を始めることは大切です。
男性でも肛門を締めると尿が止められます。女性とほぼ同様の要領でこの体操をやってください。
みんなdeよが 遠藤なおみ